
2026.5.29
文化庁「全国各地の魅力的な文化財活用推進事業」で77事業を支援——コンソーシアムパートナーとしての実績
文化庁・観光庁などの補助事業では、「事務局業務を受託できる体制・信頼性」と「文化財・観光の現場を知る実務力」の両方が、事業の質を左右します。
しかし多くの場合、この2つをひとつの会社でそろえることは、容易ではありません。
株式会社あっぱれは、「文化財活用の現場に特化した実務者集団」としてコンソーシアムに加わることで、大手企業が持つ事業体制の信頼性・統括力を、現場レベルの実行力で補完します。
私たちは、創業から3年目で、全国79地域・151件以上の有形無形の文化財活用プロジェクトを支援。
文化庁・観光庁の補助事業にも複数年にわたって関与してきた実務者がそろっています。
こうした強みを、令和6・7年度の文化庁「全国各地の魅力的な文化財活用推進事業」においても発揮しました(※)。
本事業は、ADKマーケティング・ソリューションズ株式会社が全体を統括。
あっぱれは採択事業者への伴走支援(PM・コーチング・プロジェクト統括)などを担い、2年間で、合計77の事業者を支援しました。
以下、その取り組みの詳細をご紹介します。
※あっぱれでは、令和8年度も同事業を受託しています。
文化庁「全国各地の魅力的な文化財活用推進事業」とは?

「全国各地の魅力的な文化財活用推進事業」を活用して造成された建築ツアー(合同会社まいまい)
国指定などの文化財を活用し、インバウンド旅行者などに向けた高付加価値なコンテンツの造成・販路開拓を支援する事業です。
文化財の保存・活用の好循環を創出することが目的です(補助率:最大2/3)。
その大きな特徴が、採択事業者に対し、専門家によるコーチング(事業内容・実施体制への改善指導)が行われる点。
あっぱれの担った役割
本事業で、私たちは主に以下のような役割を担いました。
・応募事業者の審査・採択
・運営マニュアルの作成/事業運営
・課題に寄り添った実践的なコーチング(コーチの選定含む)
・事業の適切な進行のためのプロジェクトマネジメント
・事業の発信
以下、それぞれの業務で、私たちの強みをどう生かしていったか、ご紹介します。
採択事業者の選定:伸びる事業を見抜く

本事業で造成された、奈良県の一般社団法人高畑トラストによるアーティスト・イン・レジデンス事業
本事業には全国から多数の申請が寄せられます。
その中から「支援したら、きちんと収益を上げられ、持続可能な形にできる」「他地域の好事例になり得る」事業を選び出すのが選定業務です。
残念ながら、中には「イベント一発花火」で終わってしまうものも少なくありません。
あっぱれはこれまで、日本全国で500件以上の文化関係の事業に携わる中で、「こういう体制だと継続が難しそう」「ここを改善すれば伸びる」といった判断軸を積み上げてきました。
それらのノウハウをもとに、実効性ある事業を選定しています。
運営マニュアルの作成/事業運営:事業者にも事務局にも「使いやすい」設計を
国の事業である以上、厳格な運用が求められる一方、複雑な書類手続きや規定が「補助金を使いこなすハードルを上げてしまう」という現実があります。
あっぱれは多くの現場に寄り添う中で、事業者がどこで躓くか、事務局側がどういった対応で苦労しがちなのか、両者の課題に向き合い、解決策のノウハウを蓄積してきました 。
その知見をもとに、運営マニュアルの設計から実際の運用まで、文化庁・ADKマーケティング・ソリューションズと連携しながら進めています。
コーチング:「稼げる・続く」コンテンツづくりを後押し

本事業で造成された、大阪の正木美術館におけるイベント。現代美術、茶会などを組み合わせたコンテンツ造成を行った
本事業の“肝”はコーチングです。
補助金を出して終わりではなく、採択事業者が本当に”継続的に稼いで文化財に再投資できる”コンテンツの造成・運営・販売ができるよう、専門家が伴走します。
本事業では、採択事業者を「統括・コーチ・PM(プロジェクトマネジャー)」の3役がサポートしています。
統括が「補助金事業として適正に回す」ことに重点を置く一方、コーチの役割は「持続可能で、かつ収益を生むコンテンツのクオリティ向上」を担っています。
コーチは、具体的に何を行っているのか? それは、多岐にわたります。
たとえば、イベントの認知向上に向けて取れる手法の提案や、インバウンド層への訴求に有効なOTAの活用、ガイド育成の仕組みづくりなど。場合によっては、必要な人材を紹介するといったことまで。
私たちは、創業メンバーが10年以上にわたり日本全国で多彩な文化財活用事業に取り組んできました。
その中で築いた専門家ネットワークを活用し、信頼できるコーチ陣をアサイン。
どのコーチがどの事業に適しているかも見極めながら調整しています。
【成果事例】奈良・(一社)高畑トラスト
コーチングを通じて事業計画・コンテンツ設計・収益構造を整理し、継続的な観光活用モデルの構築を支援した事例です。
詳細は以下よりご覧いただけます。
https://note.com/appare_bunka2024/n/n6b97b992d36c
プロジェクトマネジメント:複雑な手続きをスムーズに
本事業では複雑な書類手続きやコーチとのコミュニケーションが多く発生します。
そのため、PM(プロジェクトマネジャー)が採択事業者に専任でつき、コーチや事務局とのやり取り・書類申請のサポートを担います。
PMには、観光・プロジェクトマネジメントの知識と、事業者・事務局の間を調整する能力の両方が求められます。
あっぱれは文化財活用とPMノウハウを持つ人材ネットワークを独自に有しており、各案件に最適なPMを選定。
PM間のミーティングも定期的に行い、ナレッジを横展開しながら、各事業者に寄り添った支援を実施しています。
事業の発信:各コーチのノウハウを引き出す
公的財源を使う事業である以上、国民に理解を求めつつ、さらに、事業の裾野を広げていくことが大切です。
私たちは、代表取締役・山本がモデレーターになる形で、コーチたちとの対談動画を作成。
山本は、自らも文化財活用の現場を多く経験してきています。その知見を踏まえながら、対談中、各コーチのノウハウを引き出しています。
【伴走支援コーチによる「文化財活用」講座】
コンソーシアムのご相談はお気軽に
株式会社あっぱれは、文化庁・観光庁などの補助事業において、現場の実務力を武器にコンソーシアムパートナーとして機能します。
「体制は整えられるが、文化財や観光現場のノウハウが足りない」「採択事業者への伴走支援を任せられるパートナーを探している」——そういったお悩みをお持ちの企業の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
まずは30分程度のオンライン相談から、お気軽にどうぞ。
▶ あっぱれへのお問い合わせ:https://appare-jp.com/contact